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2年で15拠点。急拡大するロンドンのコワーキングスペースWeWork

YUICHI ISHINO

最先端のイベントが催されるWeWork

WeWork Moorgateの一階はイベントスペースに

WeWork Moorgateの一階はイベントスペースに

先日、ロンドン最大級のコワーキングスペース「WeWork」のMoorgateオフィスで行われたイベントに行ってきました。テーマは「AI」でスポンサーはQuartz。おそらく300人以上は集まっていたと思います。一階のスペースには人が溢れ、質疑応答も白熱。これからのAIについて、投資対象としてどうか、FacebookやGoogleのフェイクニュースへのアルゴリズム対応についてどう思うかなど、旬な話も飛び交いながら大いに盛り上がりました。

 

WeWorkはスタートアップの天国か

さて、今回取りあげたいのはこのイベントについてではなく、会場となった「WeWork」のオフィスについてです。「WeWork」は言わずと知れた、コワーキングスペースを提供するニューヨーク発祥のスタートアップですが、ただの不動産事業者ではありません。どちらかといえば起業家やクリエイター、あるいはフリーランサーやスタートアップ企業のプラットフォームだと言ったほうがしっくりときます。というのも、そこには独自のエコシステムがあり、これが非常に魅力的なんですね。例えば、週に1度(あるいは場所によっては複数回)はなにかしらのイベントやミートアップが催されていたり、グローバルなメンバーのネットワーク(人脈)にアクセスできたりと、小さな会社がスケールしていくうえでのメリットは尽きません。コーヒーや紅茶だけでなく、クラフトビールが飲み放題といったことも驚きではありますが、お洒落な内装と合わせてそのあたりは表面的なおまけでしかありません。

 

WeWorkを実際に見学

先のイベント終了後に、「オフィスを見学しに来てください!」という営業メールをもらったこともあり、実際のところはどうなのか早速行ってきました。ロンドンに参入してからわずか2年のうちに、14カ所(もうすぐ15カ所になります)で展開するまでに成長したWeWork。今回はテムズ川南岸にあるSouthbankオフィスと、ど真ん中にあるWaterhouseオフィスを訪れました。

WeWork Southbank の会議室

WeWork Southbank の会議室

Southbankオフィスは近代的なビルの7Fと8Fにあり、そこからは絶景が望めます。ここには700人以上のメンバーがおり、ほぼすべてのデスクが埋まっているとか。土地柄、クリエイターが多く集まり、シティ(金融街)に近いこともあり、フィンテック系のスタートアップもいくつか参加しているとのことでした。

WeWork Waterhouseの待合室、キッチン、共同スペース。旬の音楽が流れていました

WeWork Waterhouseの待合室、キッチン、共同スペース。旬の音楽が流れていました

次にWaterhouseオフィスですが、ロンドンの中心部にあるせいか、いろんな企業が集まってきていることが特徴。メンバーの数は800人ほど。見学で話をしてくれたスタッフ曰く、「ほんとうにいろんな会社がある。ただし、共通して言えるのはデジタル、テクノロジーがベースになっている企業が多い」とのことでした。

現在、ロンドンだけでメンバーの数は総計12000人もいるといいます。その国籍やバックグラウンドもさまざま。スタッフの口ぶりから、これからもまだまだ拡大していきそうでした。

基本的に個別スペースはすべてガラス張りです

基本的に個別スペースはすべてガラス張りです

直近ではGoogleやFacebookなど、多くのテック系企業がロンドンでオフィスを新しくしたり、雇用を増やしたりすると発表しています。その意味で、テック系の人材が多方面からロンドンにやってくると考えられます。それに合わせ、フリーランスで活躍する人たちや野心を持ったスタートアップもどんどん増えるはず。WeWorkもそうした人たちの受け皿、プラットフォームとして、ますますその存在感を発揮していきそうです。

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