【ランキング】イギリスで最も訪問されているサイトとソーシャルメディア 

イギリスにおけるウェブサイト・ランキング

SimilarWeb」を使ってイギリスでよく閲覧されるサイトのランキングを出してみました。そこから見えるイギリスらしい傾向とは―。日本のランキングとも比較しながらのぞいていきます(一部、アダルト向けサイトを抜くなど加工をしていますのでデータはあくまで参考です)。

参考:Similarwebより抽出したデータを一部加工(2017年3月時点)

参考:Similarwebより抽出したデータを一部加工(2017年3月時点)

イギリスのソーシャルメディア(SNS)事情と運用

もはや言わずもがなではありますが、日本においてもイギリスにおいてもソーシャルメディアの閲覧は非常に多いことがわかります。特徴的なのは、日本においてはTwitterの人気がかなり高いこと。一方のイギリスもこれには劣りますが、情報収集のツールとして多くの人がTwitterを利用しています。

それからFacebookは両国とも普段使いのSNSとして盤石の人気を獲得していますね。Instagramも伸びています。自分自身のまわりを見渡していても、とりわけイギリスの若い層、それも女性層でInstagramがよく使われているように思います。

また、イギリス市場で特筆すべきソーシャルメディアがもう一つ。LinkedInの存在を取り上げないわけにはいきません。いまや仕事をするうえでLinkedInは不可欠。営業的な活用もあれば、転職用の活用もある。初めてのプロジェクトやミーティングの前に先方情報をつかむツールとしても利用されています。日本ではFacebookをビジネス用として使われている人も少なくない印象ですが、イギリスでは「Linkedinは仕事、Facebookはプライベート」と切り分けて使いこなしている人が多そうです。なお、一部データでは主な利用者は30~40代の男性となっています。

以上に見てきたように、イギリスにおいてもソーシャルメディアは様々な人たちに活用されており、デジタル・プロモーションの際は「ターゲットと目的」をしっかりと絞ってプランを練っていく必要があります。当たり前のことではありますが、ユーザーがLinkedInとFacebookのタイムラインに流れてくるコンテンツに期待することは全くちがうものであるはずです。デジタルマーケターはこうしたニーズを的確にとらえ、コンテンツを流通させていかねばなりません。

 

イギリスにおけるネットメディア消費

イギリスで興味深いのが、いわゆるレガシーメディア(新聞やテレビなど)のブランドが、ネット上でも検討しているという事実です。公共放送であるBBCはもちろんのこと、クオリティペーパーであるガーディアンやデイリーメールなどの新聞が運営するサイトがランクインしています。一方の日本はlivedoorやamebloなどブログ・カルチャーが色濃く反映された結果といえるのではないでしょうか(このほか40位前後に「はてな」などもありました)。このあたりのニュースや情報収集におけるユーザーアクションの違いは、バズの起こし方や広告の入れ方などにも影響してきそうです。

 

小売り系サイトの人気

このほか、イギリスのランキングを見ると、amazonやebay、argos、paypalの名前がとても気になりました。日本でもamazonが上位にランクインしていますが、やはりイギリスでも利用率は高いです。そのほか、ebayの人気の高さも特徴的。「こんなものまで!?」という出品もあったりするので、裾野の広さを感じさせます。ちなみにpaypalはebayの決済で使われるので、上位に入ってきているのでは、というのがわたし個人の見立て。なお余談ではありますが、最近、フリマアプリ「メルカリ」がイギリスでもサービス開始とリリースがありましたが、このebayカルチャーをどのように崩していくか、彼らのマーケティング戦略に注目が集まります。

そのほか、argosはイギリスならではの小売りサービスと言っていいでしょう。簡潔に説明すると、「カタログ・ショッピングを店舗でする」というもの。これだけだとどういうことがよくわかりませんが、とても分厚い電話帳(現在はデジタル検索もできます)が店頭においてあり、そこで商品を選びます。カウンターの裏側が巨大な倉庫になっていて、客が指定した商品をそこから出してくる、といったスタイル。いわば商品を陳列する必要がないので、その分、コストカットができるという座組になっています。なお、同社のオンラインからは店舗に行く前に事前に取り置きができたり、在庫がない場合は別店舗からの手配をすることができたりして便利。イギリスでは日本のように大型の店舗(家電など)があまりないので、このargosをみな利用している印象です。

 

といったかたちでザッと見てきましたが、ほかにもYoutubeやNetflixなど動画の動きも気になりますね。

 

イギリスでも、ソーシャルメディアのシェアやユーザー、利用される背景、さらにはビジネスや文化(argosやpaypalなど)を理解しながらデジタル・プロ―モーションを設計していく必要性がありますTAM Londonではこうした背景に合わせ、分散するプラットフォームに応じたコンテンツ戦略を皆様とともに考えていきます。お気軽にお問い合わせください!

YUICHI ISHINO